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2011/4/13

総合 - ドイツ経済ニュース

1時間当たりの人件費が低下、EUで7位に

この記事の要約

ドイツの民間企業の人件費(賃金・給与支給額と間接労務費の合計)は2010年に1時間当たり29.20ユーロとなり、前年の30.90ユーロから1.7ユーロ低下した。比較対象の09年は操短や労働時間口座の取り崩しなどで人件費が […]

ドイツの民間企業の人件費(賃金・給与支給額と間接労務費の合計)は2010年に1時間当たり29.20ユーロとなり、前年の30.90ユーロから1.7ユーロ低下した。比較対象の09年は操短や労働時間口座の取り崩しなどで人件費が高騰していたいという事情がある。

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欧州連合(EU)27カ国の中で人件費が最も高い国は昨年に引き続きデンマークで、37.60ユーロだった。ドイツは上から7位。最低はこれまで同様ブルガリア(2.90ユーロ)だった。

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一方、独製造業の人件費は33.1035.60ユーロで、EUで5番目に高かった。最も高いのはベルギー(38.50ユーロ)で、これにスウェーデン(37.20ユーロ)デンマーク(36.20ユーロ)が続いた。最低はベルギーの2.60ユーロ。

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一方、賃金・給与支給額に対する間接労務費の比率をみると、ドイツはEU平均(31%)を下回る28%にとどまり15位となった。同比率が最も高いのはスウェーデンで51%に達する。2位はフランス(48%)。最も低いのはマルタ(10%)だった。(表を参照)

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