独北東部チングストの沖合16キロの海域で2日、洋上風力発電パーク「Baltic1」が稼働を開始した。ドイツで初めて商業運転される風力発電パークで、記念式典にはメルケル首相が参加。「エネルギー獲得の新しい章が始まる」と抱負を述べ、原子力から再生可能エネルギーへの転換に意欲を示した。
\Baltic1はエネルギー大手のEnBWが運営する施設で、計21本の風力タービンからなる。発電能力は48.3メガワット。約5万世帯に電力を供給する。2013年からは計80本のタービンからなる洋上発電パーク「Baltic2」も発電を開始する予定だ。
\政府は洋上風力発電の発電量を2030年までに25ギガワットへと引き上げる考え。これは原発20基に相当する発電量で、2,500万人以上の電力需要に相当するという。
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