ドイツ連邦統計局が9日発表した2011年3月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.7%上回った。増加は2カ月連続。ユーロ加盟国での売り上げが2.9%増えて全体を押し上げた。これまで好調だった国内はプラマイゼロだった。
\部門別では電気設備と機械が最も大きく伸び、それぞれ3.8%、3.7%増加した。減少幅が最大だったのはコンピューター・電子・光学機器でマイナス7.4%となっている。自動車・自動車部品も2.0%減と振るわなかった。
\3月の製造業売上は前年同月比(物価・営業日数調整値)では10.0%増加した。国外が14.0%増(内訳:ユーロ圏12.6%増、ユーロ圏外15.0%増)、国内が6.6%増。1-3月期は前年同期比(物価・営業日数調整値)11.8%増で、国外が15.2%、国内が9.0%の伸びだった。
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