電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が4日発表した2011年1-3月期(第2四半期)の新規受注高は206億5,100万ユーロとなり、前年同期から27.7%増加した。再生可能エネルギーの世界的なブームを背景に洋上風力発電の需要が大幅に増えたほか、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせたコンバインドサイクル発電設備の受注も大きく伸びた。
\最終利益は28億3,600万ユーロで、89%拡大した。原発合弁会社Areva NPの資本34%を共同出資者の仏Arevaに3月に売却したことで利益が15億2,000万ユーロ押し上げられた。売上高は177億1,7000万ユーロで7.2%増加している。
\同社はAreva NP資本の売却益と業績好調を受け、2011年9月通期の利益見通しを従来予測より20億ユーロ多い75億ユーロ以上へと引き上げた。
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