電池メーカーのVarta Microbattery(エルヴァンゲン)は8日、必要以上に発電された電力の蓄電技術の開発に向けて独電力3位のEnBWと共同プロジェクトを実施すると発表した。太陽光発電を送電網に最適な形で統合し、送電網にかかる負荷の軽減を目指す。これにより、送電網の新設も回避できるとしている。
\両社はリチウムイオン電池を用いた蓄電システムのパイロット設備を開発する計画で、Varta Microbatteryはインバーターやバッテリー管理システムを含む電池分野のノウハウを提供。EnBWは送電網分野のノウハウを持ち寄る。
\発電に占める再生可能エネルギーの割合が増えると、電力の安定供給が難しくなる。このため、そうした不安定さを緩和する技術の開発は重要で、両社は共同開発する蓄電システムを通してこの課題の克服に貢献する意向だ。
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