欧州自動車最大手Volkswagen(VW、ヴォルフスブルク)のヴィンターコルン社長は11日、2011年上半期のグループ販売台数が初めて400万台を超えたと発表した。世界の全地域で実績が拡大。11年通期では過去最高となった昨年の728万台から大幅に増えて800万台の大台に乗ると見込んでいる。
\同社が12日に発表したVWブランド単体の販売台数は前年同期比11.8%増の253万台となり、過去最高を更新した。成長率は世界市場全体の約2倍に上るという。
\地域別では中東欧市場の伸び率が最も大きく、42.2%増の9万2,300台に拡大。特にロシアは103.0%増の4万5,500台と3ケタ台の伸びを記録した。北米も21.8%増の23万7,700台と好調だ。アジア・太平洋は16.4%増の95万100台で、最大市場の中国は12.9%増の85万2,800台だった。
\モデル別では中国仕様車のほか、Phaeton(95.8%増)、Passat CC(73.4%増)、Jetta(58.3%増)、Tiguan(50.9%増)の伸び率が大きかった。
\