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2011/9/7

総合 - ドイツ経済ニュース

製造業受注、7月は実質2.8%減に

この記事の要約

ドイツ連邦経済省が6日発表した2011年7月の製造業受注高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.8%減となり、4カ月ぶりに低下した。国外受注が好調だった前月の反動で7.4%減少し足を強く引っ張った格好。特にユ […]

ドイツ連邦経済省が6日発表した2011年7月の製造業受注高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.8%減となり、4カ月ぶりに低下した。国外受注が好調だった前月の反動で7.4%減少し足を強く引っ張った格好。特にユーロ圏外は10.2%減と大きく落ち込んだ。ユーロ圏は3.3%減、国内は3.6%増だった。

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部門別では投資財の減少幅が最も大きく、7.0%落ち込んだ。前月に20.6%増加した国外受注が12.8%減少、非ユーロ圏は16.1%後退した。ユーロ圏は7.1%減、国内は3.6%増。

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中間財と消費財は国内外ともに増加、上げ幅はそれぞれ2.9%、4.5%に上った。消費財は非ユーロ圏が10.1%増と特に大きく伸びている。

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特殊要因による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較をみると、6~7月は前の期の4~5月を1.1%上回った。国内は3.9%減となったものの、国外は5.5%増加している(内訳:ユーロ圏10.7%増、非ユーロ圏が2.1%増)。部門別では投資財が2.4%拡大、中間財と消費財はそれぞれ0.5%落ち込んだ。

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