独化学工業会（VCI）が5日発表した2011年第2四半期の業界生産高（製薬を含む）は前期比で0.6％減少した。比較対象の第1四半期の業績が極めて良好だったことの反動が出たほか、営業日数が少なかったことが響いた格好で、業界売上高も同1.6％減の450億ユーロへと後退している。生産高は前年同期比では5.7％増加し、売上高も同8.1％の伸びを記録した。
\下半期は世界経済の減速を受けて成長のテンポが鈍るものの、VCIは2011年通期の業界生産成長率を従来予測の5％に据え置いた。成長鈍化は以前から織り込み済みのため、下方修正の必要はないと説明している。
\化学製品の価格は原料とエネルギーコストの上昇を受けて今年、平均5％上昇。業界売上高は10％増加し、初めて1,800億ユーロの大台に乗る見通しだ。
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