電機大手の蘭Philips(アムステルダム)がコスト削減目標を引き上げた。フランス・ファン・ホーテン社長がロンドンの投資家説明会で明らかにした。
\同社は景気低迷と営業権の巨額減損処理を受けて2011年4-6月決算で純赤字13億4,500万ユーロを計上。年間コストを2014年までに5億ユーロ圧縮する方針を7月に打ち出した。ファン・ホーテン社長は今回これを8億ユーロへと引き上げた。
\コスト削減のうち5億ユーロはITなどの管理部門と人事、不動産管理を通して実現する。残りの3億ユーロについては捻出源を今後取り決めていく。
\リストラの効果は2013年から現れてくる見通しで、Philipsは同年以降の売上成長率を4~6%、売上高営業利益率(EBITAベース)を10~12%と見込んでいる。
\