スイスのファインケミカルメーカーLonza(バーゼル)は16日、シンガポール証券取引所(SGX-ST)で株式公開する計画を発表した。現地でのプレゼンスと資金調達を強化する狙い。第4四半期の上場を見込む。
\同社は医薬品原体の受託製造のほか、栄養成分や殺菌剤も生産している。市場成長率が高い地域での生産を強化しており、アジアには過去10年間で10億スイスフランを投資。シンガポールでは哺乳類細胞の大規模培養施設を今年第2四半期に稼働させた。アジア地域の従業員数は約1,400人で、全体の約18%を占める。
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