ドイツの鉄道設備業界団体VDBが11日発表した2011年上半期の業界受注高は前年同期比75%増の84億ユーロと大幅に拡大した。ドイツ鉄道(DB)が次世代特急車両「ICx」130編成を総額37億ユーロで発注したことが大きい。鉄道インフラの受注は国内外ともに振るわず、12億ユーロにとどまった。
\上半期の業界売上高は14.5%減の47億ユーロへと後退した。金融・経済危機に見舞われた2008~09年にかけて物流需要が落ち込んだ影響でけん引車両の受注が大きく縮小したことが最大のマイナス要因。インフラ売上高も7.7%減の12億ユーロへと後退した。
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