ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年9月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.8％減（暫定値）となり、2カ月連続で後退した。景気減速が反映された格好で、主要業界は軒並み悪化している。
\地域別では国外が3.9％減少、特にユーロ圏外は－5.3％と大きく落ち込んだ。ユーロ圏は1.9％減、国内は1.8％減。
\分野別では自動車・自動車部品の落ち込みが最も大きく、減少幅は8.3％に達した。これにコンピューター・電子・光学機器（減少幅4.9％）、電気設備（同3.1％）が続く。主要業界で後退幅が最も小さかったのは金属製造・加工（0.1％）。機械（0.3％）と食料品・飼料（0.5％）がこれに続いた。
\1-9月期の製造業売上高（物価・営業日数調整値）は前年同期を9.2％上回った。国内が8.1％増、国外が10.5％増で、国外の内訳はユーロ圏が8.9％増、ユーロ圏外が11.9％増だった。
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