製薬大手の独Stada（バート・フィルベル）は1日、独同業Gruenenthalの中東欧・中東事業を買収する計画について当初予定よりも規模を縮小すると発表した。取引の成立期限（long stop date）としていた2011年末までに当局の承認が下りなかったためと説明している。これに伴い取引規模は当初予定の3億6,000万ユーロから1億5,200万ユーロへと低下する。
\Stadaは昨年5月、Gruenenthalが中東欧と中東で販売する自社ブランドとライセンスブランド合わせて14種類を譲り受ける方向で独占交渉に入ると発表した。これら地域の事業を強化することが狙いで、第3四半期の成約を見込んでいた。
\Stadaは医療費削減の動きが強まっているドイツ市場への依存度を引き下げるために中東欧事業を強化している。
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