独自動車大手Volkswagen(VW)のマルティン・ヴィンターコルン社長は8日デトロイトで、2011年のグループ販売台数が815万6,000台に達したと発表した。スウェーデンのトラック子会社Scaniaを含めると821万5,000台となっており、2010年まで世界1位だったトヨタ自動車(見通し:790万台)を上回った。昨年2位の米General Motors(GM)も抜いて世界トップとなったかが注目される。
\一方、同社が6日発表したところによると、VWブランドの2011年乗用車販売台数は前年比13.1%増の510万台に拡大し、過去最高を更新した。最大市場の中国(香港を含む)が13.8%増の172万台と好調だったほか、米国も26.3%増の32万4,000台を記録。インドとロシアではそれぞれ151.0%増の7万6,100台、100.4%増の11万8,000台と3ケタ台の成長を確保した。
\地域別の販売実績はアジア・太平洋が16.6%増の193万台、北米が22.2%増の49万6,700台、南米が2.2%増の77万2,800台。足元の欧州は11.2%増の172万台で、伸び率は市場平均の3.6%を大きく上回った。
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