ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年の生産者物価指数は前年を5.7％上回り、29年来の大きな上げ幅となった。最大の押し上げ要因はエネルギーで、エネルギーを除いたコアの上昇率は3.5％だった。生産者物価は金融・経済危機の影響で09年に4.2％低下したものの、2010年からは上昇に転じている。
\2011年のエネルギー価格は10.6％上がった。分野別の上げ幅は石油製品が16.6％、天然ガスが14.9％、電力が6.4％だった。
\中間財は5.3％上昇した。上げ幅が最大だったのは金属で9.2％。消費財は食料品が6.0％上がり、全体でも3.8％上昇した。投資財は1.2％の小幅上昇にとどまった。
\2011年12月の生産者物価指数は前年同月比4.0％増だった。上げ幅は4月の同6.4％をピークに低下傾向にあり、前月比の変動率は－0.4％となった。エネルギーを除いたコアの変動率は前年同月比が＋2.0％、前月比が－0.1％。
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