太陽電池製造装置メーカーの独Centrotherm(ブラオボイレン)は6日の暫定決算発表で人員削減計画を発表した。顧客の太陽電池業界の低迷とそれに伴う受注のキャンセルを受けた措置で、世界の従業員1,928人のうち約400人を年央までに整理する。
\Centrothermは業績が急速に悪化しているドイツの太陽電池メーカーのほか、相対的に堅調なアジアのメーカーにも製品を供給している。その同社が大規模なリストラに追い込まれたことは世界の太陽電池業界が厳しい状況に置かれていることを反映したものとみられる。
\同社の2011年の営業損益は1,980万ユーロの赤字で、前年の黒字(7,540万ユーロ)から大きく悪化した。下半期に7,500万ユーロの減損処理を実施したことが響いた。売上高は12%増の6億9,850万ユーロに拡大したものの、目標の7億1,000万ユーロには届かなかった。
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