ドイツ連邦統計局が8日発表した2012年4月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.3％減となり、4カ月ぶりに後退した。これまで好調だったユーロ圏外が4.2％減少したことが響いた。国内は0.8％減で、ドイツを除くユーロ圏は1.6％増加した。
\主要部門別では機械の減少幅が最も大きく、5.3％落ち込んだ。前月に16.7％増えたユーロ圏外が4月は反動で13.3％後退し足を強く引っ張った。このほか自動車も3.0％減と振るわなかった。国内が5.6％減、ユーロ圏外も4.0％減と大きく落ち込んでいる。
\増加幅が最も大きかったのは金属製造・加工で、1.7％に上った。3月に3.4％落ち込んだコンピューター・電子・光学機器も4月は1.5％増と回復している。
\製造業売上は前年同月比でも0.7％減少した（物価・営業日数調整値）。ユーロ圏が2.9％、国内が1.4％の幅でそれぞれ後退。ユーロ圏外は2.1％増加した。
\1～4月の累計では前年同期を0.8％上回った（同）。ユーロ圏は3.2％減少したものの、ユーロ圏外と国内はそれぞれ3.1％、1.2％増加した。
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