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2012/6/20

企業情報

K+S AG―独でカリ鉱山の開発再開を検討―

この記事の要約

肥料大手の独K+S(カッセル)は13日、閉山していたカリ鉱山で採掘の再開を検討すると発表した。実現可能性調査の結果、技術・経済的にみて再開可能と判断したためで、今後は当局の許可が下りるかどうかを吟味。見通しが立てば許可申 […]

肥料大手の独K+S(カッセル)は13日、閉山していたカリ鉱山で採掘の再開を検討すると発表した。実現可能性調査の結果、技術・経済的にみて再開可能と判断したためで、今後は当局の許可が下りるかどうかを吟味。見通しが立てば許可申請を出す意向だ。

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採掘再開を検討するのは独ニーダーザクセン州のジークフリート・ギーゼン鉱山。カリは農業の主要な肥料で近年、世界的に需要が拡大しているため、同社は実現可能性調査を実施した。

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当局が開発再開にゴーサインを出す場合、環境保全分野で条件を付けると予想される。K+Sの広報担当者はメディアの問い合わせに対し、同コストが少なくとも数億ユーロに上るとの見方を示した。

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K+Sのカリ生産高は現在、年700万トン。ジークフリート・ギーゼン鉱山では同100万トンが見込まれる。

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