携帯電話機大手のNokia（エスポー）は14日、従業員を世界全体で1万人削減すると発表した。同社は経営悪化を受けて大幅なコスト削減を余儀なくされており、2010年以降の人員整理規模はこれで、全従業員の4分の1に当たる4万人に達した。今回のリストラ費用は10億ユーロを見込む。
\ドイツではローエンド携帯端末を開発するウルムの拠点を9月末で閉鎖。従業員730人が影響を受ける。事業の成長が見込める位置情報サービスの開発を手がけるベルリンの拠点は存続させる。独全体の従業員は現在の1,500人から半減する。
\Nokiaは同日、デラックス携帯電話機ブランドVertuを投資会社EQTに売却したことも明らかにした。取引金額は公表していない。ブルームバーグ通信によると、約2億ユーロに上るもよう。
\
