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2012/7/25

経済産業情報

目抜き通りの通行量、フランクフルトが初の全国トップに

この記事の要約

不動産大手Jones Lang Laselle(JLL)が実施した商店街の歩行者通行量ランキングで、フランクフルトのツァイルが1位に輝いた。人出での最も多い土曜日の13~14時に1万3,120人が通行。調査開始以来初めて […]

不動産大手Jones Lang Laselle(JLL)が実施した商店街の歩行者通行量ランキングで、フランクフルトのツァイルが1位に輝いた。人出での最も多い土曜日の13~14時に1万3,120人が通行。調査開始以来初めてトップに立った。2位はケルンのシルダーガッセ(同1万2,930人)、3位はミュンヘンのカウフィンガー通り(同1万1,820人)だった(表参照)。

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歩行者通行量調査はJLLが1999年から毎年実施しているもので、今年は全国170カ所の商店街を対象に4月21日に計測した。

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平日と週末の通行量を比較するために、テナント賃料が最も高い25都市に対象を絞り、翌週木曜(4月26日)の17~18時にも歩行者数をカウントしたところ、土曜の人出は平日の1.8倍以上に上った。平日に5,000人以上の通行量がある通りは6カ所に過ぎない。JLLの調査担当者は、商店街が売り上げを伸ばせるかどうかは、その都市の観光地としての魅力(集客力)と、経済(オフィス立地)拠点としてのポジションにかかっていると指摘する。

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