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2012/8/8

経済産業情報

大都市の家賃、所得に対する割合では大差なし=IVD調査

この記事の要約

ドイツ不動産連合会(IVD)は7月25日、国内10都市の賃貸住宅家賃に関する調査結果を明らかにした。標準的なマンション(床面積70㎡、寝室数3)の家賃が最も高かったのはミュンヘンで、光熱費・管理費込で914ユーロ。10位 […]

ドイツ不動産連合会(IVD)は7月25日、国内10都市の賃貸住宅家賃に関する調査結果を明らかにした。標準的なマンション(床面積70㎡、寝室数3)の家賃が最も高かったのはミュンヘンで、光熱費・管理費込で914ユーロ。10位のドレスデンとは1.6倍の開きがあった。ただ、所得(手取り)に対する家賃の割合はどの都市でも2割前後で、大きな違いはない。(表参照)

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1平方メートル当たりの純家賃(光熱費抜き)は5.8ユーロ(ドレスデン)~10.7ユーロ(ミュンヘン)で、格差は1.8倍に達した。

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一方、各都市の住民の平均世帯所得に対する家賃の割合をみると、ミュンヘンが23.7%で最も高いものの、2位のベルリンも23%と、ほとんど違いがなかった。最低はデュッセルドルフで19.8%だった。

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