ドイツ連邦統計局が8月31日発表した2012年7月の国内小売売上指数は前年同月を名目で1.1%上回ったものの、物価を加味した実質では1.0%後退した。営業日数は昨年7月も今年7月もともに26日。冷夏の影響で飲料や夏物衣料の販売が振るわなかったことが響いたもようだ。営業日数と季節要因を加味した前月比の変動率は名目が1.3%減、物価調整値が0.9%減だった。
\前年同月比の実質変動率を部門別にみると、食料品・飲料・たばこ店は2.8%減少、繊維・衣料品・靴・革製品販売店は3.0%落ち込んだ。通販(インターネット販売を含む)は4.5%増と大きく伸びた。
\1~6月の小売売上は名目が前年同期比2.7%増、実質が同0.6%増だった。
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