老舗スクーターメーカーの独Motorenwerke Zschopau（MZ、ホーンドルフ）は7日、会社更生手続きの適用をケムニッツ区裁判所に申請した。事業融資を受けられず、資金繰りに行き詰った格好。同社の申請には手続き上の不備があったため、ケムニッツ区裁判所は2週間以内に不備を解消するよう命じた。
\MZは1920年代からオートバオを製造している老舗企業で、旧東ドイツ時代には年8万5,000台を世界100カ国で販売していた。現社長は2009年、工場閉鎖に直面する同社をマレーシア企業から買収。経営再建に取り組んできた。従業員数は49人。
\MZによると、融資を受けることについては基本的に合意が成立しているものの、書類不足を理由に実施が見送られているという。
\生産業務などは現在も行われている。今月末にブリュッセルで開かれる見本市Post-Expoに郵便配達用の3輪車を出展する予定。
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