ドイツ機械工業連盟(VDMA)は6日、独業界の2012年生産成長率予測を従来の前年比横ばいからプラス2%へと引き上げた。第1四半期の同成長率が前年同期比8.1%と当初予想を上回ったため。VDMAは13年についても2%の生産成長を見込んでいる。
\同連盟のエコノミストは13年も生産規模が拡大する理由について◇欧州債務危機の悪化が食い止められユーロ圏の需要が増える◇機械業界にとって重要な中国などの市場で景気が再び加速する◇今年第2四半期以降は生産高水準が相対的に低い水準にあるため、来年第2四半期以降は前年同期比の生産成長率が上昇しやすい――を挙げた。
\独機械業界の受注高は昨年11月から今年7月まで9カ月連続で前年同月を下回ったものの、国外受注は7月に増加へと転じており、VDMAは底を打ったとみている。
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