独自転車製造業連盟(ZIV)がこのほど発表した業界動向によると、2012年上半期(1-6月期)の国内販売台数(国内生産+輸入-輸出)は293万台で、前年同期に比べ2.1%減少した。サイクリングシーズンが始まる春先以降の天候不順が響いた。7月以降の好天は追い風となっているものの、12年通期の販売台数は前年を3~5%下回ると予測している。
\上半期は国内生産台数が2.3%減の169万台に後退した一方で、輸入は0.84%増の195万台に拡大。輸出も6%増の70万8,000台と好調だった。
\最大の輸出先(電動自転車含まず)はオランダで、シェアは16%に上る。これにフランス(14%)、オーストリア(11%)、ポーランド(9%)が続く。
\大きな成長が期待できる分野は電気アシスト自転車で、11年通期の国内販売台数は前年より11万台多い31万台に拡大した。12年も9万台増の40万台に拡大する見通し。中期的には60万台へと拡大し国内自転車市場の15%を占めるに至るとZIVは予想している。
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