Ifo経済研究所が24日発表した2012年9月のドイツ企業景況感指数は101.4となり、前月の102.3から0.9ポイント低下した。同指数の悪化は5カ月連続。これまでに引き続き欧州債務危機と世界経済の減速が響いた格好で、欧州中央銀行(ECB)が財政悪化国の国債を無制限で買い支える方針を打ち出したことはこれまでのところ、ドイツの実体経済に効果をもたらしていない。
\事業の現状判断を示す指数は111.1から110.3へと0.8ポイント落ち込み、今後6カ月の見通しを示す期待指数も1.0ポイント減の93.2に下落した。
\業界別では製造と建設が悪化、小売と卸売は改善した。製造業では特に、期待指数が大きく落ち込んだ。小売と卸売でも期待指数は低下している。
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