ドイツ連邦統計局が9月27日発表した2012年8月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が3.2%となり、前月の同1.2%から大きく拡大した。エネルギー価格が11.4%上昇して全体を強く押し上げた格好で、前月比の上げ幅も1.3%に達した。エネルギーを除いたコアの上昇率は前年同月比が1.1%、前月比が0%だった。
\エネルギーでは石油の上昇率が特に大きく、原油は前年同月比で16.8%、石油製品も同15.9%高くなった。このほか、穀物の価格も13.0%上がっている。
\鉱石と金属は景気減速を反映して価格が下落しており、下げ幅は鉄鉱石で20.3%、粗鉄・鉄鋼・鉄合金で7.4%、ニッケルで16.6%に達した。
\8月の輸出物価は前年同月比が1.8%、前月比が0.4%の幅でそれぞれ上昇した。
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