電池メーカーの独Varta Microbatteryが組織を再編する。持ち株会社Varta Holding AGを新たに設立、同社を含め事業会社3社を傘下に置く。ヘルベルト・シャイン社長はメディアに対し、さらなる成長に向けた措置だと説明した。
\Varta Microbatteryは小型電池の有力メーカーで、傘下に太陽電池向け蓄電装置を製造するVarta Storage GmbHと、電気自動車用リチウムイオン電池の開発に向けてVolkswagen（VW）と共同設立した合弁会社Varta Microbattery Forschungs-GmbH & Co.の2社を持つ。今後は新設予定のVarta Holdingのもとに3社を再編する。
\Varta Microbatteryは25日に、本社所在地エルヴァンゲンで新工場の竣工式を行う予定。同工場では小型電池を1日当たり300万個生産する。補聴器の小型化と補聴器利用者の増加を背景に需要が拡大しているという。
\Varta Microbatteryはバッテリー事業から完全撤退したVARTA AGの元子会社で、現在はスイスのハイテク企業Montana Tech Components AGの子会社となっている。VARTA AGの車載バッテリー事業は米Johnson Controls、家電用電池事業は米Spectrum Brandsが買収した。
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