コンサルティング大手Accentureが世界13カ国のインターネットユーザーを対象に実施した調査によると、スマートフォン、タブレットPCなどのモバイル端末からネット接続するドイツ人ユーザーは3,000万人以上に達し、前回調査(11年)の1,400万人から2倍以上に拡大した。ネット接続にスマートフォンを利用するユーザーは28%から50%、タブレットPCも同3%から17%にそれぞれ増加した。
\クラウドサービスを利用している、あるいは近い将来に利用する予定と回答したドイツ人ユーザーは34%に上った。「スマートフォン、タブレットPCで決済をしたことがある」は11%、「拡張現実(AR)サービスを利用したことがある」も11%にとどまった。
\移動通信事業者の選択で重視する条件を尋ねたところ、通信速度、カバーエリア、接続の安定性など通信網の品質に関する項目が上位を占め、「料金」は4位にとどまった。また、より高品質のネットサービスに追加料金を払う用意のあるユーザーは86%で、同料金の許容上限額は月平均10ユーロだった。
\Accentureのモバイルインターネット調査は2008年から毎年実施されているもので、11年まではドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス)のユーザーに限られていた。今回からフィンランド、フランス、ロシア、メキシコ、南アフリカなど10カ国が追加された。調査はAccentureの委託を受けて市場調査大手のGfKが実施した。
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