物流業界団体のBVLは17日、独業界の2011年売上高が前年比6%増の2,230億ユーロに拡大し、過去最高を記録したと発表した。景気回復に伴う輸送需要増が追い風となった。今年は前年に比べ成長が鈍化するものの、2~3%の増収が確保できる見通しという。
\一方、フラウンホーファー・サプライチェーン・サービス作業部会(SCS)は、今年の業界成長率を「最大2%」と予想している。これについてBVLの広報担当者は運送業界誌『フェアケーアスルントシャウ』に対し、「我々はSCSよりやや楽観的なシナリオを想定している」と説明した。
\SCSが発表した「物流業界トップ100」最新版によると、11年の国内最大手はドイツポストDHL(独売上高81億ユーロ)で、2位はDB Mobility Logistics(同70億7,000万ユーロ)、3位はKuehne & Nagel(同32億2,600万ユーロ)だった。上位20社の売上高は合わせて402億9,800万ユーロに上る。
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