ドイツ連邦雇用庁(BA)が30日発表した10月の失業者数は275万3,000人で、前年同月から1万6,000人増加した。1年前の水準を上回るのは2010年2月以来で、2年8カ月ぶり。BAのフランクユルゲン・ヴァイゼ長官は、労働市場はなお堅調だが、景気減速の影響が出ているとの見方を示した。
\失業者数は前月に比べると3万5,000人減少した。季節要因によるところが大きく、その影響を除いた実質ベースでは2万人増加している。失業率は横ばいの6.5%だった。
\求人指数BA-Xは前月から1ポイント減の160に低下した。ただ、専門人材の需要は旺盛で、特にメカトロニクス、電機、金属、機械・自動車、物流、流通、ヘルスケアの分野で人材が不足している。
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