自動車大手の米General Motors(GM)は24日、欧州子会社Opelが仏PSAPeugeot Citroenと共同で車台を開発すると発表した。2月に調印した戦略提携に基づく取り組み。両社は部品の共同調達も含め、今後5年で年間コストを20億ドル圧縮する計画だ。
\共同開発する車台は(1)Opel/Vauxhallのコンパクト多目的バンとプジョーのクロスオーバーSUV向け(2)Opel/Vauxhallとシロトエンの多目的小型車向け(3)二酸化炭素(CO2)排出量が少ないOpel/VauxhallとPeugeot Citroenの次世代小型車向け(4)Opel/VauxhallとPeugeot Citroenの中型車向け――の4つ。共同開発したモデルは遅くとも2016年末から順次、発売していく。
\車台の共同開発に伴い、Opelがリュッセルスハイム本社の開発センターで単独開発するモデルはほとんどなくなる見通し。このため同センターで働く技術者(計5,000人)の雇用に影響する可能性が高く、従業員代表は警戒感を示している。
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