欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2012/11/21

総合 - ドイツ経済ニュース

生産者物価、10月は1.5%の小幅上昇

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年10月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.5%にとどまり、3カ月来の小幅増にとどまった。景気減速が反映された格好で、前月比の変動率は0%となった。\ 物価に占める比重が大き […]

ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年10月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.5%にとどまり、3カ月来の小幅増にとどまった。景気減速が反映された格好で、前月比の変動率は0%となった。

\

物価に占める比重が大きいエネルギーは前年同月比で1.9%上昇した。石油製品と天然ガスはそれぞれ7.0%、4.7%の幅で上がったものの、電力が3.2%低下。全体が強く押し下げられた。電力の内訳は送配電事業者向けがマイナス11.7%、一般世帯向けがプラス4.6%、産業向けがプラス5.1%だった。

\

非耐久消費財は2.4%増と上げ幅が比較的大きかった。食料品が3.3%上昇、特に豚肉は15.8%高くなった。耐久消費財と投資財の変動率はそれぞれプラス1.3%、プラス1.0%だった。

\

中間財は0.9%増にとどまった。家畜飼料が20.1%下落、圧延鋼とシームレス鋼管もそれぞれ3.5%、5.4%低下した。化学基礎原料は3.1%上昇した。

\