フォークリフト世界2位メーカーの独Kion(ヴィースバーデン)が東南アジア事業を強化する。中国、インド市場の開拓に成功したため、次の照準をマレーシアやインドネシア市場に合わせ、東南アジアで圧倒的な強さを誇る世界最大手の豊田自動織機を追撃する。ゴルドン・リスケ社長が『フランクフルター・アルゲマイネ』紙に明らかにした。
\同社はグローバルレベルで販売・生産網を拡張していく戦略を打ち出しており、中国とインドでは主力ブランドLinde、Stillを浸透させることに成功した。リスケ社長は「成長市場での地歩を一段と強化したい」と述べ、東南アジア市場の開拓に意欲を示した。現地には戦略的に意義のある買収対象がないため、開拓は自社ブランドを投入して進めていく。
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