製薬・化学大手の独Merck(ダルムシュタット)が15日発表した2012年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITDA、特別費計上前)は7億5,420万ユーロとなり、前年同期から15.6%増加した。中国を中心とする液晶需要の高まりと医薬品の値上げ、ユーロ安が主なプラス要因で、売上高も12.2%増の28億4,100万ユーロに拡大した。
\業績好調を受け2012年通期の業績予測を上方修正。売上高を従来予測の107億ユーロから109億~110億ユーロ、営業利益を同2億8,500万ユーロ~2億9,500万ユーロから2億9,000万~2億9,500万ユーロに引き上げた。
\第3四半期の最終利益は17.2%減の1億8,550万ユーロに落ち込んだ。人員削減を伴う事業再編が響いた。
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