低迷が続いたドイツのプライベート・エクイティ(PE)投資市場が回復してきた。独プライベートエクイティ・ベンチャーキャピタル協会(BVK)が12日発表した市場動向によると、2012年7-9月期(第3四半期)の国内PE投資額は19億5,700万ユーロで、前の期(4-6月期)の2.3倍に急増。11年第3四半期から4期連続で続いていた減少に歯止めがかかった。
\7-9月期には、北欧系投資会社EQTグループによる独医療機器メーカーBSN Medical(ハンブルク)買収、BC Partnersによる独製薬会社Aenova(ペール)買収、英Charterhouseによる産業用安全機器メーカーBartec(バート・メルゲントハイム)の買収などの大型案件が重なり、バイアウト投資が前期比で4倍に拡大した。
\一方、VC投資は6.1%減の1億1,900万ユーロと振るわなかった。ただ、VCの出資を受けた企業の数は222社から240社に拡大した。
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