独化学大手BASFの石油・天然ガス開発子会社Wintershall（カッセル）は20日、ノルウェー国営エネルギー会社Statoilと資産交換することで合意したと発表した。契約期間は2013年1月1日から10年間で、Statoilから天然ガスを計450億立方メートル取得。その見返りとして、Wintershallが北海で採掘した天然ガスを提供する。今回の取引には新たなパイプラインを敷設せずに天然ガスをドイツに輸送できる利点がある。
\ドイツでは今後、ガス需要の拡大が見込まれるものの、国内の採掘量は減少が予想されており、Wintershallは今回の資産交換により、将来の国内需要に対応できる体制も整えていく意向だ。
\同社は現在、北海で石油を年13億立法メートル採掘している。Statoilとの間では先月も資産交換を取り決めており、北海での採掘量を今後さらに増やしていく。
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