大手資源商社グレンコアと鉱山大手エクストラータの株主総会が20日あり、両社の合併計画が承認された。22日には欧州連合（EU）の欧州委員会も承認しており、あとは中国当局が許可すれば、合併が成立する。計画が実現すると、資源の採掘から販売までを一手に手がける世界4位の資源メジャーが誕生する。合併はグレンコアがエクストラータを株式公開買い付け（TOB）を通して買収する形で実施する。
\グレンコアの株主総会では99.4％、エクストラータでは同79％が合併を支持した。ただ、エクストラータの総会では同社の幹部社員およそ70人を合併後もつなぎとめる目的で総額1億8,000万ユーロの特別手当を支給する計画案が否決された。
\両社は合併交渉を行っている事実を2月に発表。当初はエクストラータ株主の反対にあったが、グレンコアがTOB価格を引き上げたため、エクストラータ株主の多くが賛成に回った。
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