高級アパレルメーカーのMaerz (ミュンヘン)が新たなブランドイメージ戦略を展開する方針だ。流行に敏感な40代をターゲットに売り上げを伸ばす狙い。カティヤ・バイブル社長が『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ語版、FTD)』紙に明らかにした。
\Maerzは創業90年超の老舗ニットブランド。1960~70年代には中高年向けのウールセーターで一世を風靡したが、その後経営が悪化して8年前に経営破たん。2010年に高級シャツメーカーのOlympに買収された。
\今後は素朴で堅実なイメージを一掃する方針で、同社はファッショナブルなブランドイメージの獲得に向けて半年前にカティヤ・バイブル氏を社長に起用した。同氏は複数の有名ブランドでの経験を元にデザイン部門を刷新中だ。今後3年間で売上高を3,000万ユーロに拡大することを目指している。
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