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2012/12/5

経済産業情報

年をとっても元気で生き生き、外出は週平均5日

この記事の要約

健康管理に高い関心を持ち食生活や運動に気をつかう「生き生きシニア」が増えている。伊保険大手ゼネラリの独法人がアレンスバッハ世論調査研究所(IfD)に委託したシニア生活習慣調査によると、65~85歳の高齢者のうち、週に1回 […]

健康管理に高い関心を持ち食生活や運動に気をつかう「生き生きシニア」が増えている。伊保険大手ゼネラリの独法人がアレンスバッハ世論調査研究所(IfD)に委託したシニア生活習慣調査によると、65~85歳の高齢者のうち、週に1回以上運動・スポーツを行う人は3人に1人以上(37%)に達した。「ほとんど毎日」も5人に1人に上る。65~69歳の6割が「老人扱いされたくない」と回答するなど、元気で若々しく過ごしたいという意識の高さがうかがえる。

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調査では65~85歳のドイツ人4,197人を対象にアンケートを実施した。それによると、調査対象者の外出回数は週平均5日で、「毎日外出する」割合も3人に1人に上った。80~85歳の後期高齢者でも同4日外出しており、「高齢者は家に閉じこもる」といったイメージは当たらない。

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外出の多さを反映してモビリティも高いく、「マイカーを持っている(または必要があれば借りて乗る)」高齢者は68%を記録。1985年調査の10人に1人から飛躍的に増加した。また、人目に触れる機会が増えたことで、おしゃれや身だしなみに気を使う人も増えた。日常的に口紅を使う高齢女性は2人に1人と、30年前の2倍に拡大した(グラフ参照)。

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