ドイツ機械工業連盟(VDMA)が29日発表した独業界の2012年10月の新規受注高は前年同月比で実質7%増となり、2カ月連続で改善した。国外が11%増加、特にユーロ圏外は14%の伸びを記録した。ユーロ圏も2%ながら拡大した。
\国内は1%減少した。ただ、減少幅はこれまでの2ケタ台から大きく縮小しており、景気の先行き不透明感を背景に続く企業投資の抑制がやや緩和した可能性がある。
\大型受注による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較を見ても、8~10月は前年同期を2%上回った。国外が10%増えて全体をけん引。国内は11%落ち込んだ。
\8~10月の新規受注が特に好調だったのはタービン、繊維機械、プラント・エンジニアリング機械で、15%以上拡大した。一方、鉱山機械と精錬・圧延設備機械は減少幅が20%を超えた。
\