8月に倒産した独造船会社P+S Werftenのペーネ造船所をブレーメンの同業Luerssen(ブレーメン)が買収することを、債権者委員会が17日承認した。成約額は2,000万ユーロ弱。取引は今後、独禁当局などの承認を経て5月1日付で成立する見通し。
\P+S Werftenは独東部のシュトラルズントとヴォルガストに造船所を持つ。雇用規模は約1,750人。船舶建造の進捗に応じて顧客から受け取る完工高の前払いを求めて進めてきた海運会社との交渉がまとまらず、経営破たんした。
\ペーネ造船所はヴォルガストにあり、東独時代は軍用船分野で同国最大の造船所だった。Luerssenは大型ヨットなどのメーカーで、ペーネ造船所を買収するとドイツ最大の潜水艦メーカーとなる。
\シュトラルズントにあるP+S WerftenのVolkswerft造船所に対しても買収に関心を示す投資家があるという。
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