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2013/1/2

総合 - ドイツ経済ニュース

消費者景況感2カ月連続で悪化

この記事の要約

市場調査大手のGfKが12月21日発表したドイツ消費者景況感指数の1月向け予測値は5.6となり、前月の5.8(修正値)からやや低下した。同指数の悪化は2カ月連続。所得の見通しは上向いたものの、景気見通しと高額商品の購入意 […]

市場調査大手のGfKが12月21日発表したドイツ消費者景況感指数の1月向け予測値は5.6となり、前月の5.8(修正値)からやや低下した。同指数の悪化は2カ月連続。所得の見通しは上向いたものの、景気見通しと高額商品の購入意欲に関する指数が落ち込んだことが響いた。

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景気の見通しに関する12月の指数(1月向け予測値の算出基準の1つ)は前月のマイナス14.6からマイナス17.9へと3.3ポイント低下し、4カ月ぶりに悪化した。第4四半期の国内総生産(GDP)にマイナス成長懸念が出ているほか、2013年も小幅成長にとどまる可能性が高いことが影響したようだ。

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所得の見通しに関する指数は21.2となり、前月の17.8から3.4ポイント上昇した。実質収入は今後も上昇を続けると予想する消費者が多い。

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高額商品の購入意欲に関する指数は前月の29.4から20.1へと9.3ポイント悪化した。ただ、水準自体は長年の平均であるゼロを大きく上回っており、消費意欲は依然として高い。

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