信用保険大手ユーラーヘルメスによると、2013年に倒産するドイツ企業の割合は9パーミル(1,000社のうち9社)となる見通しだ。同割合が最も高い業界は物流で22パーミルに達する見込み。これに印刷、建設が続く。
\ドイツの物流企業で12年に倒産したのは533社に上った。前年に比べると約60%少ないものの、なお高い水準にあるという。ユーラーヘルメスは今年も同程度の水準になると予想している。顧客企業の投資抑制が最大のマイナス要因となる。
\印刷業界の倒産率は今年17パーミルに上る。インターネットの普及を背景に印刷メディアの需要が減少し続けていることが響く。
\建設業界の倒産率は13パーミルとなる見通し。住宅需要は旺盛なものの、企業と公的機関が建設投資を見合わせていることが影響する。
\ドイツ全体の倒産件数は11年の3万99件から12年には2万9,700件へと減少した。13年は3万件と再び増加に転じる見通し。景気減速を背景に支払い期限を守らない企業が増えると予想される。
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