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2013/1/16

総合 - ドイツ経済ニュース

12年消費者物価、エネルギー・食品が押し上げ要因に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局は15日、2012年消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率は2.0%で前年の2.3%から下落。部門別ではエネルギー(上げ幅5.7%)と消費財(同2.9%)が平均を上回る伸びとなり、サービ […]

ドイツ連邦統計局は15日、2012年消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率は2.0%で前年の2.3%から下落。部門別ではエネルギー(上げ幅5.7%)と消費財(同2.9%)が平均を上回る伸びとなり、サービスは1.1%の小幅上昇にとどまった(詳細は表を参照)。

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エネルギーではセントラルヒーティング・地域熱と灯油がそれぞれ9.4%、8.9%の幅で上昇し、全体を押し上げた。自動車燃料は同5.7%、光熱費は5.6%。

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消費財では食肉・肉製品(上げ幅5.4%)、水産品(同4.9%)、果物(4.4%)、菓子(4.0%)、コーヒー・紅茶・カカオ(3.9%)などの非耐久消費財が特に高くなった。

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サービスでは交通が4.0%上昇、航空券は7.6%上がった。教育の下げ幅が12.3%と大きいのは、一部の州で大学授業料が廃止されたため。

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