電気通信大手のDeutsche Telekom(ボン)は17日、国内事業の従業員1,200人を年央までに整理する方針を明らかにした。経済紙『ハンデルスブラット』の報道を追認した格好で、人件費を約1億ユーロ圧縮。浮いた資金をブロードバンド網などの構築に投入する意向だ。
\整理対象となるのはマーケティング、人事、管理など複数の部門にまたがる部署の社員。これらの部署の職員数は計1万2,000人で、国内事業全体(6万8,000人)の2割弱を占める。
\Deutsche Telekomは2015年まで年100億ユーロを投資する計画を打ち出している。これは従来の投資額を20%上回る水準で、経営陣は人員を削減するほか、今後2年間は配当も引き下げる意向だ。
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