化学大手の独Lanxess（レバークーゼン）は28日、無機顔料の一種である酸化鉄顔料の生産施設を中国沿岸部の寧波市に設置すると発表した。世界的な都市化の進展を背景に塗料、建設、樹脂産業で需要が拡大していることに対応する狙い。
\総額5,500万ユーロを投じて酸化鉄赤色顔料の工場を現地の工業団地（NPEDZ）内に建設する。第2四半期にも着工、2015年第1四半期の操業開始を目指す。生産能力は2万5,000トン。敷地面積は約7ヘクタールで、必要に応じて買い増すことができる。
\Lanxessは酸化鉄顔料を上海の金山区ですでに生産している。生産能力は3万8,000トン。黄色顔料と黒色顔料を手がける。
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