保険大手のAllianz(ミュンヘン)は24日、銀行子会社Oldenburgische Landesbank AG (OLB)の下で展開する銀行ブランドAllianz Bankの業務を6月末で打ち切ると発表した。業務が低迷し黒字転換のメドが立たないため見切りをつけた格好。従業員450人を整理する。
\Allianzは2001年のDresdner Bank買収に伴いOLBを手に入れた。Dresdner Bankについては2009年、Commerzbankに売却したものの、OLBは手元に残したうえで、その下にAllianz Bankを設立。Allianzの販売外交員を通じて獲得したDresdner Bank顧客の口座35万件をAllianz Bankに移管した。当初計画ではAllianz Bankの新規顧客を年に10万人獲得し、14年までに黒字転換させる予定だったが、実現の見通しは立っていなかった。
\OLBはドイツ北西部で事業を展開する老舗地方銀行。業績は好調で、Allianzは今後も存続させる意向だ。
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