次世代のゲーム機として期待を集めていたスマートフォンやタブレットPCのゲーム利用がドイツで伸び悩んでいる。他の先進諸国に比べてこれら携帯端末の普及が遅れているうえ、WiiやPlaystationなどのゲーム専用機が相変わらず人気を保っているためだ。1月29日付『フランクフルター・アルゲマイネ』が報じた。
\ニュルンベルク玩具見本市主催者の委託を受けて子ども向けサービス・製品市場調査会社Iconkids & Youthが実施したアンケート調査によると、ドイツの30歳以下の若者層でタブレットPCを持つ(あるいは家族で共用する)者は31%に過ぎず、調査対象の5カ国(独、ブラジル、英、米、韓国)の中で最も低かった。また、ゲーム機として利用するユーザーは少ないという。ある伝統玩具メーカーは「1年前にはタブレット向けのゲームが新たなトレンドになると予想されていた。うちの会社はこれで終わりだと思ったが、おかげでまだつぶれずに済んでいるよ」と冗談めかしにコメントした。
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