ドイツ連邦統計局が1月30日発表した2012年のビール出荷高(ノンアルコールビール、麦芽飲料を除く)は前年比1.8%減の9,650万ヘクトリットルとなり、ドイツ統一(1990年)後の最低を更新した。減少は6年連続で、長年続くビール消費の減少傾向に歯止めはかからなかった。ビールに炭酸飲料などを混ぜたビール混合飲料の出荷高は430万トンで、全体の4.5%を占めた。
\課税対象となる国内向け出荷は2.1%減の8,100万ヘクトリットルで、全体の83.9%を占めた。課税対象とならない輸出向けとビール醸造所内での自家消費(社員向けで無料)は合わせて1,550万ヘクトリットルだった。内訳は欧州連合(EU)加盟国向けが1,100万ヘクトリットル(2.0%減)、EU域外向けが430万ヘクトリットル(同4.6%増)、自家消費が20万ヘクトリットル(4.3%減)だった。
\出荷量が最も多い州はノルトライン・ヴェストファーレンで、全体の24.7%を占めた。これにバイエルン(22.9%)が続いた。
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